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１．血圧測定とは
動脈から押し出されていく血液が血管を通過するときの圧力を測定する事
２．血圧が変化する主な要因
（１）心拍出量：１回の拍出量 ×１minあたりの心拍数）
（２）末梢血管抵抗：末梢血管の血液の流れずらさ、主に血管の径が狭まっていたり硬化している状態とき（看護師de求人転職）
３．日本高血圧学会による基準
| 分類 | 収縮期血圧(mmHg) | 拡張期血圧(mmHg) | |
| 至適血圧 | ＜120 | ＆ | ＜80 |
| 正常血圧 | ＜130 | ＆ | ＜85 |
| 正常高値血圧 | 130～139 | or | 85～89 |
| Ⅰ度(軽症)高血圧 | 140～159 | or | 90～99 |
| Ⅱ度(中等症)高血圧 | 160～179 | or | 100～109 |
| Ⅲ度(重症）高血圧 | ≧180 | or | ≧110 |
４．血圧測定の目的
（１）心筋収縮力、脈拍出力、血管壁弾力性を看護師が認知する
（２）高血圧が長期化すると血管に圧が加わり続け、血管壁が厚く狭まっていってしまします
５．血圧測定の準備
（１）血圧計
（２）聴診器
６．血圧測定方法・手順・手技
（１）患者にたいして看護師が血圧測定の概要を説明する
（２）座位（もしくは側臥）の状態で腕を心臓までの高さにもってきます
（３）上着を肩袖まで外す
（４）一度、腕帯の空気を抜いてゴム嚢中央を上腕動脈の上になるように指が二本入る程度まで巻きます。
マンシェット中央を上腕動脈の位置に合わせて、肘窩より20～30m巻く。
（５）上腕動脈の脈があたる部位に聴診器を当てて、加圧を開始
（加圧は患者の「平均血圧＋30mmhg」を目安にして行います）
（６）看護師が加圧を止め、少しずつ圧を下げていきます
（圧の下げ始めはコロトコフ音が聞こえた瞬間が最高血圧、そして、コロトコフ音が聞こえなくなった瞬間が最低血圧となえいます）
（７）測定終了後、血圧計内の水銀が見えなくなるまで血圧計を傾けます、そしてロックして作業終了（看護師de2求人転職）
７．血圧測定の注意点
（１）血圧計を使用する前の段階で水銀が上部にきていないか確認する
（２）腕帯の大きさが患者に適しているか
（３）入院時は左右両方で測定します（疾患によって左右差が発言する可能性がある）、そして以後は血圧の高かった測で測定するようにします
（４）下肢の血圧測定は大腿専用のマンシェットを使用します。上肢と比較して測定値が一割程高く出るので注意しましょう
（５）血圧は「立位＜座位＜臥位」の順に高くなる事を認識しておく（看護師de3求人転職）
８．血圧測定の観察項目
（１）眩暈や頭痛等、測定前に自覚症状の確認
（２）前回の測定値看護師が把握しておき、その値と比較してどのように変化しているか
（３）高血圧症状は術後の痛み等が原因の可能性もあるので他の症状とバイタルサインも確認します
（４）左右差の把握（血管の狭窄がある場合、左右差が発現）
（５）測定前に患者が何をしていたのかを確認（運動で血圧が上がっている場合がある）（看護師de4求人転職）