看護師の円満退職法
1.退職意思を伝える
内定をもらったら、退職の意思を伝えなければなりません。
基本は1ヶ月以上前には直属の上司に伝えるのが一般的です。
同僚などに先に話して人づてに上司に伝わることのないように気をつけてください。
また、人事の方に先に言うことは、いけないわけではありませんが、円満に退職するためには、まず近い上司に伝えてから、
正式に人事の方に退職の意思を伝える方が、職場の雰囲気を壊す可能性が比較的に低いと思います。
もちろん、職場によりますので、絶対というわけではありません。
退職の意思を伝えると、理由を聞かれたり、引き止められることが予想されます。
明確な自分の意志を持っていることが大切です。ただし、現職の病院の不満や人の悪口は避けましょう。
転職後のポジティブなビジョン、それに対する自分の思いなどを伝える方が、相手にとっても不快ではなく、
引き止めづらい理由になると思います。
また、あなたの転職日や引継ぎなどの期間も含めて、退職の明確な日付も伝えてください。
退職の交渉がうまくいかない場合、紹介会社をご利用の方は、キャリアコンサルタントに相談してみるのもよいでしょう。
2.退職手続き
退職の旨を上司に伝え、了承を得たら、退職願を書きます。
特に指定のものがない場合は、白の便箋に縦書きで、「退職願」と書き、
退職理由(例:一身上の都合、転居のためなど)、退職の年月日、記入日(提出日)所属部署と氏名を書きます。
宛名は提出先ではなく病院の院長などになりますが、各病院毎に確認してください。
有給休暇の未消化分が残っていれば、退職日前に消化することは法律的に可能です。
消化する場合は、そのことを考慮に入れて退職までのスケジュールを立てる必要があります。
退職するまでは組織の一員ですから、十分な引き継ぎを心がけ、周囲に迷惑をかけないように配慮してください。
また、有休期間中に別の病院に入職することはできません。
3.引き継ぎ
あなたが退職した後も、業務がスムーズに回るように仕事の引継ぎは重要です。
特に個人で行っていた業務は、適任者または管理者に伝えておきましょう。
わかりやすく文面などにしておくと、誰が見てもわかるので親切です。
退職する時、病院側に快く送り出してもらうためにも、引継ぎはしっかりと行いましょう。
4.退職の挨拶
お世話になった上司の方々に心からの感謝の気持ちを伝えてお別れするのがマナーです。
向き合って伝えられるのがいちばんですが、シフトの関係でなかなか会えない、
あるいはちょっと直接には伝えづらい相手に対しては、メッセージカードを送るなどするといいでしょう。