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    1.産業看護師(企業看護師)の特徴

    産業看護師の役割は、企業で働く従業員の健康管理・安全管理が主となっており、その役割は比較的に年々大きくなりつつあります。
    健康管理と一言で言っても、その内容は多岐に渡っており、社会問題ともなっているメタボリックシンドロームなど生活習慣病の予防だけでなく、 労働に関わる疲労や傷病の予防や軽減、改善、ストレスに対する相談やケアといった、さまざまな内容の健康管理を任されているのです。
    そのため定期的に健康診断を行ったり、従業員の健康に関する相談に乗ったり、必要があれば指導を行う等、行なっています。
    子供の頃に学校の保健室へ行くと、何でも相談に乗ってくれた保健の先生がいましたが、産業看護師はまさに企業内の保健室の先生といった存在なのです。

    しかし産業看護師の役割はそれだけではありません。
    企業の従業員の一人として、他の従業員の健康管理を任されているので、 従業員の健康を害している原因に対しては改善されるよう努めなくてはならず、同時にケアも行う必要があります。
    保健室の先生のような役割ではありますが、保健室の先生のようなのんびりとした中での仕事とは大きくかけ離れた、非常にハードな仕事をこなしているのです。
    このように、産業看護師の役割は、現代の社会に必要とされているものであり、なくてはならないものでもあるのです。
    ほんのささいな事でもストレスとなる現代社会ですから、産業看護師がいなければ、従業員のストレスはたまる一方であり、ひいては病となってしまう可能性も比較的に高いのです。
    企業の中で、従業員がストレスなく、そして健康を害す事なく安全に勤務する事ができるような環境を作り上げる、これが産業看護師に任された役割であり、求められる役割であると言えます。

    このように、非常に責任の大きな産業看護師ですが、それだけに看護師としての魅力も比較的に大きいと言えます。
    産業看護師は医師ではありませんから医療行為は行えません。
    しかし従業員の相談役としてさまざまな相談に乗ったり、産業医師の補助役として従業員と接し、その健康維持のために一役買っているという実感は、非常に大きなものであると言えます。


    2.産業看護師(企業看護師)の役割

    (1)健康診断の実施
    企業で働く看護師にとって最も重要な役割が、社員の健康管理です。
    その中でも、社員の健康状態のチェックと病気の早期発見を目的として、一般健康診断を行います。
    流れとしては、健診の企画⇒実施計画⇒準備⇒実施⇒結果の管理⇒判定と事後措置⇒フィードバックという形になります。
    日程・場所・注意事項をまとめる・予算の決定などの細かい点も、スタッフと役割分担をしながら行っていきます。

    (2)保健指導
    健康診断の結果から、受信者自らが健康状態を認識して、健康に働けるように支援をする目的で行います。
    新入社員と在職の社員どちらにも保健指導を行ってきますが、新入社員の場合は、自己紹介から始まり、 社員とコミュニケーションをとりつつ、過去の医療情報を収集していき、今後の健康支援の手助けになるよう保健指導を行ってきます。
    先のことを考えて、話しやすい雰囲気を作っていくことが比較的に大事です。
    何年も在職している社員には、前年度のデータと照らし合わせながら、適切な保健指導を行ってきます。

    (3)集団教育
    安全と健康を仕事にもたらせるために、社員へ正しい知識を教えていきます。
    例えば、「化学物質」「高熱作業」など危険のある業務に関して取り上げたり、 アルコールと運転に関する正しい教育を行ったりと、企業の業務内容によって多岐に渡ります。
    また、昨今の禁煙ブームもあり、企業の禁煙対策も取り上げられることが比較的に多くなってきています。

    (4)メンタルヘルス対策
    自殺防止・うつ病などの精神障害の発症予防などを目的として、 企業の看護師は、こころの健康問題に関しても積極的に取り組んでいく必要があります。
    職場が原因でストレスがたまっている方への改善策、方法を提案していきます。
    また、ストレス気付いていない社員をよく観察して、相談にのってあげるのも比較的に大事です。

    (5)過重労働対策
    長時間労働、過重労働に対して策を講じていきます。
    過重労働に当てはまるような社員に対して、産業医による面接を行えるよう計画していきます。

    (6)緊急時の応急処置
    化学物質を多く取り扱う企業であったり、熱中症の発生が考えられるような製鉄業など、企業によって緊急事態の想定は異なってきます。
    そのため、働く企業によって自らがどんな危険性があるかを把握しておく必要があります。
    万が一、緊急の事態が起こった場合は、想定・計画時のマニュアルのもと動けるようにしておくことが比較的に大事です。

    (7)日々の健康相談
    会社で働く従業員の健康状態をチェックするには、健診時やデータだけではなく、日々の健康相談が大事になってきます。
    そのためには、社員1人1人に目を配らせてコミュニケーションをとっていくことが必要です。



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