耳鼻咽頭科の求人考察
1.耳鼻咽頭科の役割
耳鼻咽喉科で看護師を求人している求人はクリニックが比較的に多いです。
クリニックは大きな病院と異なり夜勤・日曜出勤がありません。
仕事と家庭を両立したい看護師にはクリニックでの仕事は適していると言えます。
アレルギー性疾患の患者さんも耳鼻咽喉科を受診します。
疾患に苦しむ患者の精神的ケアを行う事も看護師の大切な仕事です。
患者さんに接する時の態度や言葉遣いなど、
コミュニケーション能力のレベルは気づかないうちに向上します。
耳鼻咽頭科の看護師は治療の補助がメインになります。
耳鼻咽頭科で働きたい時には耳や鼻などの症状や治療技術などに
興味をもっているとより知識を比較的に吸収しやすいです。
耳鼻咽喉科の病気には耳垢栓塞や外耳道異物、
そして外耳炎や鼓膜損傷、中耳炎や内耳炎、難聴等があります。
また
アレルギー性鼻炎や花粉症、急性鼻炎や副鼻腔炎、嗅覚障害やベル麻痺などがあります。
喉の病気には咽頭炎や扁桃炎、咽後膿瘍やいびき、声帯ポリープやアデノイドなどがあります。
仕事内容には、聴力検査や各種検査、点滴や採血等があります。
耳鼻咽頭科において
大変なのが花粉症の時期です。
花粉症の時期はどの耳鼻咽喉科も忙しくなります。
インフルエンザの多い時期にも患者数は増加します。
季節によって忙しさに変化があるのは他の診療科に見られない特徴です。
耳鼻科には小児・学童が来院する事も比較的に多いです。
診察の時の子供さんへの対応も看護師のたいせつな仕事です。
2.耳鼻科の特徴
中耳炎やアレルギー性鼻炎などをはじめとして、
耳や鼻に不快な症状が表れた時に受診する診療科が耳鼻科となります。
耳鼻科という呼称が浸透してはいますが耳や鼻と密接につながっている口や喉を含め、
顔面から頸部までの広範囲にわたり診療を行う耳鼻咽喉科としての位置づけが確立されている診療科でもあります。
食道や気管・甲状腺のある咽喉部から頭蓋内・頭蓋底へと対象領域を広げる耳鼻科も増え、
その専門性はますます高まりを見せています。
内科的治療だけではなく、鼓室・鼓膜形成手術や副鼻腔内視鏡手術など、外科的処置が多いのも耳鼻科の特徴となっています。
耳鼻科で働く看護師の業務内容としては、検査補助や診察介助が主体です。
診察の際に必要な医療器具を医師に手渡す作業には適切さが求められ、
子供の患者も多い耳鼻科では、不安がらずに診察が受けられるよう子供とのコミュニケーションを図れるということも重要です。
治療範囲が広いので様々な種類の検査が実施される耳鼻科ですが、
聴力検査や鼓膜の動きを調べるチンパノメトリー検査は看護師の担当となります。
副鼻腔や気管支の炎症に効果を発揮するネブライザー吸入は、耳鼻科では一般的に行われている治療法ですが、
使用する薬剤の説明や自宅療養のための患者指導も大切な仕事内容の一つです。
外来専門のクリニックではなく
総合病院に設置されている耳鼻科が職場である場合は、
手術のサポートや入院患者のケアも業務内容に加わります。
耳鼻科においても、点滴や注射・採血といった看護師の基本的スキルが必要であることには違いありませんが、
他の診療科に比べるとその頻度は少ない傾向にあります。
ただ、耳鼻科で使用する医療機器は特殊なものも多く、耳鼻科勤務未経験の看護師にとっては、
その取扱いに戸惑う場合もあるようです。更にその医療機器も常に進化しているため、それに対応していく必要もあります。
化学療法や放射線治療など、より専門的な治療法を取り入れている耳鼻科に勤務する看護師には特に、
それ相応の知識と技術をもって業務に臨むことが求められます。
研修システムのある医療施設で働くことを一つの手段として、研修会への積極参加など常に学ぶ姿勢が重要にはなります。
新たなスキルを身につけたいと願う看護師には、耳鼻科は最適な職場であるともいえます。
3.耳鼻科の給与・給料
耳鼻科で働く看護師は多くがクリニックで勤務しています。
病院の外来では多くの科目を診ていく必要があるため、
本当に耳鼻咽喉の部分での医療に携わりたい看護師は耳鼻咽喉科単科のクリニックで勤務するしかないのが実情です。
また、看護師の仕事としては診察介助や採血、注射、検査補助などになります。
オペを行っている耳鼻科であればオペ介助の業務も入ってきます。
患者様の数が大きく違う点もありますが、耳鼻咽喉科分野において、
どの診察、治療を行っているかがクリニックによって変わってきます。
分かりやすい分野でいうとオペを行っているか行っていないかで、
看護師の給与は大幅に変わってきます。
このような面から耳鼻科の看護師の年収相場はなかなか言えません。
耳鼻科で勤務したい看護師は勤務形態として、パートで勤務したい方や、
仕事内容として内科や外科とは違った専門性を身につけたいという方もいます。
看護師の職場ではどこで仕事をしても看護業務を行うことに違いはありませんが、
特定の科目の専門スキルを身につけた看護師になりたいと思う方も多いのです。
また、看護師としての業務が楽な耳鼻科クリニックも多いです。
看護業務というより患者様の誘導などが多いところもあるのです。
生活に無理を作らずパートとして稼ぎたいという方にも人気が高いです。
耳鼻科で働きたいのであれば、まずは求人情報の詳細を確認し、面接に行く際にも質問事項を考えていくことが大切です。
耳鼻科クリニックでは忙しいところでは1日数時間の残業が発生したり夜勤があるところもあります。
休日はクリニックであれば定休日が多いですが、
稀にシフト制のところもありますので、確認した方がいいでしょう。
派遣会社や紹介会社でも耳鼻科クリニックの求人はあまり多くありません。
本当に耳鼻科クリニックで勤務がしたいのであれば、
情報を収集するために様々な手段を用いる必要があります。