心療内科の求人考察
1.心療内科の役割と特徴
心療内科で働く看護師の役割や仕事の内容とは一体どういった物があるのでしょうか。
心療内科が厚生労働省に認可されてから歴史が長くないため、看護師の間でも分かりにくい分野なのではないでしょうか。
心療内科に受診をしに来られる患者様は、主に精神的な面でのストレスから来る心身症を患っている方が来院してきます。
看護師に求められる一番の大きな役割とは、
患者様のメンタル面をきめ細やかにサポートしていくことが一番の大きな役割ではないでしょうか。
サポートする中に於いて患者様のちょっとした変化を見逃さずに見極められる観察力や、患者様の声に耳を傾けられる傾聴力等も必要になってきます。
精神的に限界に近いと感じている患者様が多く、メンタル面で安定されていない患者様は時として興奮してしまう事も有り得ます。
そういった時の前触れ等を見極められる観察力が比較的に必要です。
伝えたいのになかなかうまく伝えられないもどかしい気持ちを持っておられる患者様に、時には静かに話を傾聴する事でメンタル面で少しは安定に近づいて行くこともあります。
てきぱきと看護業務をこなす病棟看護師とは、働き方が随分と違ったものと言えます。
他にも上手く自己表現できない患者様でも、看護師と交わす少ない会話の中に病状に関する鍵などが潜んでいる場合も比較的にありますので、
高いコミニケーション能力は求められる職場となるでしょう。
医師の診察前に患者様がどういった心理状態であるのかを把握する事によって、
医師も診察時に患者様に行う診察が時としては変わりうる事も比較的にあるでしょう。
入院設備の整ったクリニックで勤務する場合は、医師に代わって患者様の話に耳を傾ける時間が比較的に多くなりますので、
コミニケーションスキルは特に必要となってくるでしょう。
また、外来専門の心療内科看護師として勤務を行う際にはクリニックによっては患者様と関わるのはほぼ医師であり、
看護師は患者様から見えない場所にいて医師の仕事を支える業務や医師の補助を行うという所も比較的にあるようです。
2.心療内科の給与・給料
看護師が勤務する職場として、心療内科はかなり狭き門です。
ほとんどが病院の精神科であったり、神経科になります。
心療内科は不眠症や食欲不振、ストレスによる胃痛など精神面のことから
体調不良を起こしている場合にかかる科目です。
よって、看護師が行う仕事というものがあまりなく、医師や心理士がカウンセリングを行い、
薬を処方するというケースが多いのです。
よって、看護師が心療内科を希望する場合は、まずは求人情報を探す必要があります。
心療内科で求人があるケースでは、デイサービスや他の診療科目もある中で
心療内科も標榜しているというクリニックなどが多いです。
つまり、看護師として心療内科の患者様に接する看護ではなく、
他の看護業務を行いながら心療内科の患者様に接することはあるといった程度です。
心療内科で働く看護師は、ほとんどがクリニックになりますが、
外科や内科のように年収で400万付近もらえることはほとんどありません。
その前に正社員を募集しているクリニックも少ないのです。
心療内科で看護師が年収300万以上貰い、1人で生活できる状態にするためには、
心療内科以外の診療科目もあるクリニックで勤務するか、
精神科のデイサービスなどを併設しているところになります。
心療内科のみでの勤務ではありませんが、
看護師が働く場がありますので、それだけ収入は安定します。
心療内科では基本的に給料が低い年収アップも難しくなってきます。
心療内科を希望する看護師は日勤のみでの勤務を希望しているケースも多いので、
ある程度近い分野で年収が高い職場となると、精神科の訪問看護が良いのではないかと思います。
これであれば、年収400万以上はありますし、500万以上の年収も十分に可能性があります。
結局は看護師の必要性によって看護師の年収も変わってきます。
心療内科では看護師の需要が少ないということで、心療内科にこだわるのではなく、
精神科看護といった中で、どういった分野で自分が活躍したいかを考えることが大切です。