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    1.精神科の役割と特徴

    近年では精神疾患を抱える患者数も増加の一途を辿っており、 潜在患者数も含めると相当数の方が精神疾患を抱えていると言われています。
    決して望ましい状態とは言えませんが、精神疾患という病気が誰にとっても身近になってきている今、 精神疾患の治療に精通した看護師の存在の重要性は日に日に増してきていると言えます。
    一方で、精神科というとどうしても閉鎖的なイメージが先行しがちですが、実際のところはどうなのでしょうか。

    精神科とは主に精神に関する疾患を取り扱っている診療科を指しています。
    主として取り扱っている疾患には、総合失調症、うつ病などがあります。
    また、精神科は、多くの場合「神経科」と併設されていて、「精神・神経科」として扱っている病院も比較的に多く、病棟も閉鎖病棟とされている場合があるようです。

    このような精神科への転職を希望する看護師に求められているものは、体力と理解力です。 精神科特有の状況として、患者が暴れだすといった事も予測できます。突如として暴れだした患者への対応策は、力をもっておさえつけるしかありません。 ですが、いくら体力には自信があるとしている看護師でも、所詮は女性看護師の力ですので、 それでは不足するといった事も十分にありうるのです。そのため、精神科には男性看護師が多く配置されているという現状があるのです。 もちろん体力があれば良いというわけではありません。
    精神科の疾患に対する理解力も、非常に重要となってきます。 また、病棟などでは、患者の行動にしっかりと目を向ける事も比較的に重要になってきます。
    かといってあまりに過剰になれば「監視」と言われる結果となってしまいますので、問題が起こらない程度に、 しかしトラブルが発生しないように注意の目を向ける必要があります。

     精神科は一般科と比較して仕事が楽というイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、 実際には精神科でも急性期病棟、慢性期病棟、認知症病棟などによって働き方や忙しさは大きく異なってきますし、 ケースによっては精神患者からの精神的暴力、身体的暴力を受けることなどもあるため、 両者を比較してどちらのほうが「楽」だと一概に決めつけることはできません。

    一般科と比較して残業が比較的に少ない点を魅力に感じる方もいれば、精神患者の対応が本当に苦痛だと感じてしまう方もいるのです。
    大事なのは、自分が精神科に向いているのかどうかをしっかりと理解することと、自分の転職の目的を実現できる精神科をしっかりと探すということです。
    精神科の就業条件(残業・給料)などに魅力を感じて精神科を希望する看護師の方と、 精神科の仕事内容自体に興味を持って精神科を希望する看護師の方では、同じ精神科でもフィットする病院の探し方は大きく変わってきます。
    また、職場の雰囲気やそこで働く看護師の年齢構成、患者間の雰囲気、治療の方針なども病院によって大きく異なりますので、そうした情報も事前にしっかりと把握した上で転職先を決めることが重要です。
    自分が精神科に向いているのかどうか分からないと言う方や、 精神科で働いた経験がある看護師の生の声を聞きたいという方、 病院ごとの精神科の雰囲気の違いを詳しく知りたい方などは、ぜひ看護師専門の転職エージェントに相談してみましょう。
    こうした生の情報は、ウェブ上や求人サイトなどに後悔することはできませんし、そもそも文章として掲載することが難しい内容なども比較的に多く含まれています。
    実際に多くの精神科看護師の転職をサポートしてきた転職エージェントだからこそ把握できている様々な病院の精神科の実情や、 過去の転職成功例・失敗例などを色々と教えてもらうことで、転職の軸や方向性が定まってきます。


    2.精神科の長所

    精神科で働いている看護師の方から聞くことが多い精神科の代表的なメリットとしては、下記が挙げられます。

    1.残業が少なく、落ち着いて仕事ができる
    2.急性期の一般病棟のようなドタバタ感はない
    3.身体的には健康な患者も多いので、一緒に外で遊ぶこともある
    4.精神看護はとても奥が深く、モチベーションを保つことができる
    5.過去の経験や知識を活かして自分の味を出した看護ができる



    精神科への転職をお考えの方の中には、比較的に残業が少なく、落ち着いて働けるという点を挙げる方が比較的に数多くいらっしゃいます。
    一般病棟での激務に疲れてしまった看護師の方や、育児や家事に忙しいママ看護師の方から人気があります。
    また、仕事内容面では「精神看護は奥が深い」とよく言われ、自分の経験や知識に基づいて主体的な看護を実践できるところに魅力を感じている方も比較的に多いようです。 ヒトの内面や心の動きなど、心理学的な分野に興味をお持ちの方もやりがいを持って働けるでしょう。


    3.精神科の短所

    次に、精神科で働いている看護師の方から聞くことが多い精神科の代表的なデメリットについてもご紹介します。

    1.医療行為が少なく、一般の看護スキルは身に付けづらい
    2.患者に振り回されてしまうことも
    3.閉鎖的な雰囲気を感じて息が詰まることも



    精神科は医療行為が比較的に少ないのは事実なので、一般病棟で必要となる看護スキルを身に付けようと思う方にとってはスキルアップの機会が少なく、 物足りなく感じることがあるかもしれません。のちに一般病棟へと戻ることを視野に入れる場合には、自ら意識的に研鑽する必要があるでしょう。
    また、精神科は患者とじっくり向き合うことができるのですが、その反面で患者の虚言や暴言等に振り回されてしまうこともあり、 患者との適度な距離の保ち方が難しいとよく言われます。
    真面目に患者の立場に寄り添って考えようとすればするほど苦しんでしまう看護師の方も比較的にいるようです。
    そして、精神科の中には明るく開放的な病棟もありますが、一方で施錠がされている閉鎖的な病棟も存在しています。精神科特有の雰囲気が肌に合わなかったという方も実際にいますので、ご自身の向き、不向きも考える必要があるかもしれません。


    4.精神科の給与・給料

    精神科の病院での看護師の仕事は、 患者様に対する対応という点では他の診療科目と変わりません。
    しかし、精神疾患を患っている患者様となるので、場合によっては身体拘束などがあります。 また、薬物療法も非常に比較的に多くなっています。
    精神科で給料が良い病院というのは、 仕事内容が急性期看護、つまり精神科救急を行っている病院です。 一般病院でも救急を扱っている病院のお給料が高めになっている傾向が強いですが、 これは残業などを行った場合の看護師への手当が比較的に多くなるためです。
    もちろん、救急対応は忙しい仕事になりますので、ベースの給料も高めにはなっています。

    看護師の年収の相場は精神科はどうなのかという点ですが、 一般病院と比べてさほど違いはありません。
    やはり病院というものには違いがない事と、 患者様が違うことはありますが、看護師の仕事内容が大きく変わるわけではありませんので、 お給料に反映されないということなのです。
    精神科に転職する際に、年収を求めているとがっかりしてしまうかもしれませんので、 精神科には仕事内容や自分自身がやりたいことがある場合に 転職先として選択することがベストでしょう。

    精神科で働く看護師が年収をアップするためには、 まずは精神科病院の情報を収集することが大切です。
    そして専門看護師などを目指すのも1つの方法です。 また、男性ナースであれば、管理職になる道も一般の病院と比較すると多くなるため、 精神科の病院に勤務して管理職となって年収をアップするという方法もあります。

    ナース向けの転職サイトで求人の年収や待遇をしっかりとチェックした上で、 どの精神科の病院が自分に合っているのかを判断することも大切です。
    しかし、精神科の病院の情報が多い求人サイトは少ないとという現状があります。 掲載している求人数が少ないのは、精神科病院の数自体が比較的に少ないということも言えます。 そんな中で精神科を希望する看護師が転職をスムーズに行うためには 転職サイトに登録して非公開求人を紹介してもらう等の工夫をすると良いでしょう。



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